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異常気象

【世界の異常気象を詳しく】エルニーニョ現象とラニーニャ現象の違いは?

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毎年のように「異常気象」だとか「ゲリラ豪雨」だとか、これまで記録されたことがないような気候の変化に、私たちは驚き、時に壊滅的な被害を受けています。
異常気象は近年、継続的なものとなっており、「今年は異常気象だった」ではなく、明らかに毎年のように異常気象といえる気象災害が、各地で起きています。

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異常気象とは?

 
強風
 
異常気象とはよく言いますが、実際にどういった事が起こると「異常気象」といわれるのか?というのが、次のような時です。
・過去に経験した現象から大きく外れた現象
・人が一生の間に「稀」にしか経験しない現象
 
気象庁ではこう解説しています。
例えば1時間に100mmを超える様な「猛烈な雨」や、つい先日、記憶にも新しい東京でふったとんでもない量の「雹」など、これはまさしく、過去に経験した現象から大きく外れた現象であるだろうし、人が一生の間に稀にしか経験しない現象です。
 
『異常気象の例』
・数時間雨、強風など激しい現象が起こる
・数か月継続する干ばつ
・極端な冷夏、暖冬
異常気象には、気象災害も含まれることがあり、その場合の原則は、「ある場所、ある地域、ある時期において30年間に1回以下の頻度で発生する現象」を異常気象に含んでいます。
 
 
 

世界で起きた異常気象

 
世界でも多くの地域で異常気象が記録されています。
昨年度の異常気象を見てみると、これほどまでに多いのか?と驚きを隠せません。
 
  • 東日本から中国中部の高温
  • 昨年3月、また7月から8月にかけてはみなさんも記憶されている通り、異常なほどの暑さで熱中症になってしまう方も続出しました。
    3月、東京では月平均気温が12℃くらい、平年との差は2.7℃もあります。
    7月から8月、福岡ではこの2か月間の平均気温が30℃!平年との差が2.3℃ありました。
    上海では8月7日に統計開始以来最高気温「40.8℃」を記録しています。
    日本では8月12日高知県江川崎で最高気温「41℃」日本最高気温記録更新です。
     

  • インドシナ半島の大雨
  • 9月から10月にかけて大雨が降り続き、カンボジアで14万人が避難。
    このうち、180人もの方がお亡くなりになっています。
    ベトナムでは40人もの方が、またタイでも70人以上もの方がお亡くなりになっています。
     

  • 米国北西部その周辺の少雨
  • 11月から12月にかけて異常に雨が少なく、異常少雨による被害は莫大なものとなりました。
    米国カリフォルニア州ゆーりかでは、11月から12月にかけてたった47mmしか雨が降りませんでした。
     

  • オーストラリアの高温
  • 1月、3月から4月、7月から10月、異常高温となっています。
    南部ユークラでは、1月月平均気温が23.3℃、平年差は2.4℃です。
    3月から4月では平年差が2.2℃、7月から10月の4か月間の平均気温差を見ても、2.4℃と、高くなっています。
    またオーストラリア中部「ムーンバ」では、1月12日なんと49.6℃という最高気温を記録しています。

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エルニーニョ現象とラニーニャ現象の違い

 
異常気象の原因でよく聞くのが、地球温暖化、また温室効果ガスによる温暖化、また、海水温度の変化や海面上昇によるものなどです。
またエルニーニョ現象という言葉もよく聞きますし、今年の夏はラニーニャ現象の影響を受けるのでは?といわれています。
 
このエルニーニョ現象とラニーニャ現象について、理解しておきましょう。
 
「エルニーニョ現象」
エルニーニョ現象というのは、赤道付近、ペルー沖から中部太平洋で、数年に1度起こる現象で、「海水温が平年よりも高くなる」という現象です。
この海域だけではなく、海水温が高くなることによって世界的に異常気象となる事もあります。
ペルー沖から中部太平洋にかけての海域は、貿易風が吹くことで暖かい水が西に移動し、しかも深海からの冷たい湧昇によって同じ緯度を持つ海域よりも水温が低いはずなのです。
それが、何らかの理由で貿易風が異常に弱くなり、湧昇が抑制されたりすると、エルニーニョ現象が発生します。
 
「ラニーニャ現象」
エルニーニョ現象と全く逆で、数年に1度の割合で、赤道付近ペルー沖から中部太平洋にかけて、海水温が平年よりも低くなってしまう現象です。
エルニーニョ現象と比較すると低くなる温度はそれほど大きくなりませんが、ラニーニャ現象が起こった場合、日本では猛暑、渇水などが起こる可能性があるといわれています。
 
 
 

気象の激変に要注意

 
  • 雨を甘く見てはいけない
  • 猛烈な雨が降るとあっという間に水が道路を覆います。
    都市部ではアスファルト舗装、コンクリート舗装がほとんどで、地面が水を吸うという事がほとんどありません。
    排水しきれない水は道路を覆い、あっという間に店舗や住宅に入ってきますし、車は身動きが取れず孤立することもあります。
    急激な激しい雨が降ってきたら、危険回避を考えてください。
    逆に、地方で緑多い地域に暮らしている方は、長く雨が降ったり、急激に激しい雨が降った場合、がけ崩れや山崩れに注意が必要です。
     
    竜巻
     

  • 竜巻だって異国の話じゃない
  • アメリカなどでは竜巻が通る道とされるほど、多くの竜巻が発生する地域があります。
    以前は日本で竜巻なんて考えられませんでしたが、近年では、茨城県つくば市あたりで「F3」レベルの竜巻が発生し、甚大な被害を出しました。
    2013年には埼玉県と三重県で竜巻とみられる突風が発生しています。
    竜巻なんてこのあたりでは起きないなんて思っていてはいけません。
     

  • 猛暑
  • 現代の日本の夏の暑さは人の命を奪うレベルになってきています。
    毎年、熱中症でお亡くなりになる方が続出しています。
    特にご高齢者や小さいお子さんなどは、気温が高くなる6月あたりから、熱中症対策が必要となります。

 
 
屋外でも注意が必要ですが、室内で寝ている間に熱中症になってしまうお年寄りも多いですし、体育館で運動中、熱中症で倒れる児童、学生も多いです。
 
こまめに水分を取る、睡眠をしっかりとる、疲労しているのなら無理をしない、体調の変化に敏感になる、おかしいと思ったらすぐ涼しいところで体を休める、異常な汗、また逆に汗が全く出ず悪寒がするなどの場合、緊急で医師に診てもらう必要があります。
熱中症への知識を持っておくこと、これも、異常気象に対応するための知恵です。
 
 

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